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■THE罵倒2017GRAND CHAMPIONSHIP レポート / 写真アリ pt2

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■THE罵倒2017GRAND CHAMPIONSHIP レポート pt2

 

 

■二回戦第一試合

 

SHAKU「yeah 相手にとって不足はナシ16歳 俺は範馬刃牙がいじめられっ子のケツを引っ叩いた時のように抜かりはねーぜyo 分かるかホーミー!」「中身の黒さはこっちだろお子ちゃま、分かってねーな!」

 

SPIRAL「年の話は関係なし、俺は実力一本でやってきた!」「俺は茨木をレペゼンしてるぜ!上れるのかよ!それが東京都の反応 まだ死んでねーぜ黄金郷の残党!」

二回戦第一試合、先攻で仕掛けるSHAKUに対して正面から打ち合うSPIRAL。池袋と茨木というお互いが背負っている街やバックボーンに対しての価値観もぶつけ合い、最後はどちらのHIPHOPが黒いかという勝負へ流れ、SHAKUが勝利を掴む。 ランチタイム・スピークスを輩出した茨木から面白い逸材が出てきた。SPIRALの今後もにも期待したい。

 

 

 

■第二試合

 

サイプレス上野「ギドラ、雷、ブッダブランド、ペイジャー、関係ねーわ 俺が貰った影響は事務所の兄貴のスチャダラパーだ!」「この俺のバチバチ出せるのは罵倒だけ!」

 

KOOPA「名前だけで上がるんじゃねぇ!関係ねぇなら最初から出すんじゃねぇー!」「髪型毛虫、 見えるとこ無名が有名を頬張るところしっかり見とけお前ら!」  ※BEAT(般若 / 最ッ低のMC)

サイプレス上野ペースで進むと思われた試合だが、KOOPAの気合の入ったアンサーが会場の空気を掴んだ。罵倒グラチャン3年連続出場はモチロン、各大会での暴れっぷりも納得の勝負強さと芯のあるラインでサイプレス上野を撃破。しかし最後の最後まで横浜のプリンスはエンターテイナーでした。

 

 

 

■第三試合

 

BUSS「俺のやり方は崩さねえレペゼンG・U・N・M・A 群馬だぜ!お前自分自身一人で立ってんのか? 俺はちゃんと背中に背負って仲間に押されて立ってるぜ!」

 

BASE「勝手に地元背負うんじゃねー!こんなダサい奴が群馬REP?笑わせんじゃねーよ!だからいつまでたってもNAIKA!帰って抱いてな、ただの売女!」

真っ向からぶつかるBUSSをあしらうようにいなすBASE。ココは経験値の差か、オーディエンスの空気を一回戦で掴んでいたBASEのペースで試合が進む。中盤から終盤に掛けてはお互いの地元に対しての気持ちをぶつけ合うが、BUSSの熱量を上回るパンチラインでBASEが貫禄の勝利。

 

 

 

■第四試合

 

MC KUREI「エイジに裸武にKOOPAにSNAFKN居る中で埼玉の後輩として先攻取るしかねぇ!そんなヤワじゃねぇ!俺がしっかりお前らの予想を上を行くPLAYを見せてやるぜ!」

 

SNAFKN「予想通りのRAPじゃねぇか!予想を上回らなそうだな、ぶっ飛んでるのはBASEの副流煙かもな!俺はBASE君とやりてーだからどいてくれ!浦和BASEがあった頃から知らねーだろ?浦和の裏は咲かすBROTHER」

埼玉をREPする2名の対決は1本目からKUREIが想いを乗せて仕掛けるが、それに対してSNAFKNが的確にアンサーを返していく。最終ターンではKUREIが着ていたJKTを指摘(FORK着用モデル)して「埼玉をREPしているならそれを脱げ!」と完璧な着地。SNAFKNの勝利。

 

 

 

■第五試合

 

裸武「確かに大事な音の乗り方、だけど先輩に教わったのはステージでの調子の乗り方!」

 

Lick-G「調子の乗り方は音の乗り方ありき、そういうこと100万馬力、それを理解、俺は別にDisってるつもり全くないこれは本音ってこと」

 

裸武「お前のRAPからHIPHOPへの愛が伝わるから俺へのDisじゃないことはガッチリ伝わってる、俺は自分のやり方を貫くだけだ!変わらない変わらないマズイ料理でも満腹にさせるようなRAPだ!俺は今日は絶対にしないギブアップは!」

 

Lick-GのRAPは一回戦に続きキレキレだったが、裸武の人柄を感じさせるアンサーが会場を掴み延長戦へ!

 

裸武「言葉ってのは人を傷つける、だから俺はそういう所に気を付ける、会場に火を付ける何を見つける自分の道を見つける、睨みつけるんじゃないぜ、目と目あって心の通信」

 

Lick-G「俺もコイツのこと睨みつける、じゃなく大事なモノは今見つける!意味が分かるか?言葉の重みがどうこうの話じゃない、これは音楽皆もっと揺れてきな!お前よりマシな韻なら踏めます~そんな感じBEATに頭が揺れた!お前より手の数俺の方にくれな!」

Lick-GのRAPスキルは1本目から突出していたが、それに対してブレることなく無骨なまでに自分のスタイルを貫く裸武の言葉が会場に響き渡った印象。とても良い試合だったが、Lick-Gに軍配が上がる。同時に試合数が増える度に、振り切り具合もガンガン上がっていった印象。

 

 

 

■第六試合

 

はなび「ステージ上に立ったら俺らは1MC、何も気にせずにやるしかねー!やっぱり情が沸く、でも勝つ為にやる容赦なく!」

 

道(TAO)「お前が勝てるかどうかなんてことより、何でチームメイトがやらなきゃいけねー!けれども俺は拳で止め!それが武士の折れない情け!」 

 

1本目では決着がつかず延長戦へ

道(TAO)「俺がNO.1 UnderGroundShit!胸張れいつものGHETTO人!ZEEBRA無き街の城南ハスラー!」

 

はなび「お前の名前の通り、道は違えど俺は合法で堂々と王道を突き進む!非合法や依存症はGO HOME!」

 

道(TAO)「このBEATの上で何を歌うかがそこが鍵!ハイほらMasterKey!お前なんて八つ裂き!This is城南ILLなハスラーShit!」

 

はなび「ハスラーに任せる訳にはいかねえぜこのHIPHOPシーン!本当の日本人!ダンジョン、地上波に始まって今この緊張感!....」 

※BEAT(ZEEBRA / Street Dreams)

罵倒CYPHERでは罵倒伝チームとして2017年、苦楽を共にした二人が互いの全てを出し合い打ち合った。1本目はお互いを牽制したラインも目立ったが、延長では互いにフルスロットルで打ち合い、僅差で道(TAO)に軍配が上がる。二人とも手を抜かずに打ち合う姿勢にグッとくるものがあった。

 

 

 

■第七試合

 

T-Tongue「yoここで当たったか輪入道、何回戦?優勝候補関係ない!届くお前の鼓膜は、分からないねお客さん、ほざくなよ御託は!下剋上は保証する俺から目を逸らすな!」「追い込んだT-Tongueここで終わりだよモヒカンの兄ちゃん~」

 

輪入道「鈍らじゃねぇ言葉でチャンプ、必ず上り詰めるマイカフォンチェック1,2!お前よりも鈍らじゃねぇ言葉貫通!」「いい加減小手先やめて本音で来いやー!」

互いに踏みまくりの打ち合いが続く中、仕掛けるT-Tongueに対し、アンサーを返す輪入道!延長に突入してもおかしくない試合だったが、小節のケツで必ず落としてくる輪入道が勝利を掴む!罵倒の絶対王者である輪入道に対してもイケイケで仕掛けたT-Tongueも好戦的で良かった。

 

 

 

■第八試合

Karter「真っ白な頭、回る脳内、描くキャンバス白から黒いやYELLOW!こっから繋げていく輪!輪じゃねー轍を残して行くぜ!俺は俺、お前はお前、色んな角度あってみる覚悟!」

 

RYOTA「右往左往しながらも何処までも~自分自身のやりたいことを真っ直ぐに突き進んだ後ろに轍があったぜ!っていう事はまだまだだからいつか全部ひっくり返してやるよ!俺はやってやるよバカ野郎!」

Karterのワードチョイスに対して、真っ向から打ち合うRYOTAのスタイルが完全に噛み合った隠れBEST BOUTな一試合。

互いに自分の信念を貫きながら、苦悩や本音を語り合う姿に会場も固唾を飲んで試合を見守ったが、一回戦から罵倒グラチャンを約束の場所と比喩し二回戦でも感情を爆発させたRYOTAに軍配が上がる。

 

 

 

 

■三回戦第一試合

KOOPA「yo!PAD叩くhokuto圧倒するKOOPA!この試行錯誤、俺もお前も最高な奴!昔から変わらねぇぜマイク握るイカレタ奴
楽しみてぇその反面やりあいてぇ!~その先へ俺は上がって掴む旨い肉と一筋の光と金!仲間と分け合うGet Busy!」

SHAKU「yeah!詰め過ぎ!聴きとりずらいRAPウザ過ぎ!俺はKOOPA超えてくぜ赤目!ルイージじゃねぇぜ!頭踏みつけて先に行く奴!
ピーチ姫奪還!俺のこのミッション!突破!~次は兄弟喧嘩させてくれよお客さん!」

KOOPA「兄弟喧嘩間違いねぇ!BASE君とSHAKUの喧嘩は見てぇ!だが俺とSNAFKNの兄弟喧嘩も見たくねぇ?
見てぇ奴何人居る?知らねぇ言葉詰めすぎた感情が高まってんだ!」

 

延長!!! 

 

SHAKU「yeah!1回罵倒で当たってる二回も同じ相手に負ける訳にはいかねぇ!~何処までも行くコーナーからコーナー!繋いでく言葉!NO DOUBT!赤いフロア!ミラーボールから照らした俺のこのスキル!」

 

KOOPA「何処行ったて気持ち下から荒ぶったらお前よりも漲る!~魂やらねぇ!勝つ為にカスタマイズこの目は病まねぇ! 眼光真っ直ぐ一直線!お前と俺で生み出してくぶっ飛んでるマイクストーリー!」 ※BEAT(SEEDA feat ILL BOSSTINO / マイク・ストーリー)

互いに吐き出すライン、フロウ、BEATも含めて全てがカッコ良すぎた。。どっちのストーリーを見たいか、会場全員が迷ったと思うし、どっちが勝ってもおかしくない好勝負!言葉数含め最後までブレることなく走り切ったKOOPAに軍配が上がる!間違いなくBEST BOUT!!

 

 

 

第二試合

 

SNAFKN「お互いに言葉でライミング最近の流行りとは違うTyping~ 墓場ゆりかご、無理かもフル稼働しながら四つ角エルドラドLoud!」

 

BASE「ABC~♪ABC~♪ ACIDバッツにコカイーナ♪×2」 「二人で合わせる純白の周波数!420吸う吐く!」

 

1本目では決着がつかず延長!!SNAFKN踏みまくり!BASEぶっ飛んだライン吐きまくり....w

 

BASE「MURDER×3スニフ×3鼻水だらだらふきふきふき!ここに立ってるぜブッチギリ!やり過ぎ注意分かってるのに!」「お前のも良い、でも俺のスカイウォーカー飛びすぎ!フォース覚醒!ジェダイとシス、路地裏でキス!」

 

SNAFKN「fight the powaer!シャンパンのタワーよりベイキングのパウダー!Aha!Aha!」 「俺もKOOPAとやりてー!」

SNAFKNはフロウに緩急をつけて、とにかく韻を踏みまくりだったが、会場の空気感は終始ドラッギーなラインを吐きまくるBASEのペース。

試合中でも指摘されていたが、RAPスキルは言わずもがな踏み過ぎて何を言ってるか分からない箇所があったSNAFKNに対して、ドラッグネタである意味分かり易いw?RAPとパンチラインを吐き続けたBASEの勝利。

 

 

 

 

■第三試合

 

Lick-G「さっきから熱いモノの勝負とかそういうものは皆が飽きてる、冬ってのは熱いモノはすぐ冷めるそういう奴の足元は崩される、掬われるすぐ割れる、ダサさがすぐバレるまるでエルサレム~どっちがSかMかLか地獄のエスカレーターに送るI'am Player!」「俺のスキルが強すぎるつまり一方通行、通行止め!優勝、俺!」 

 

道(TAO)「お前はただのバイリンガル猿真似Raper!俺は売人かつThug Raper!」「マイカフォンはコッチ、ドッヂボールじゃねぇんだどっちつかずなヘイター!にはならねぇぜfuck&peace平和!」

終始Lick-Gのペースだった印象。道(TAO)も相当なRAP巧者だが、自分の土俵に引き込むことが出来ず不完全燃焼といった感じ。RAPスキルだけでなく、韻の踏み方や、内容でも会場を沸かせ続けたLick-Gの勝利! 

 

 

■第四試合

 

RYOTA「RAPで飯食ってるけど日和ってねーか?」「いつまでこの人を信じてるだよ!2017罵倒は俺が変えるよ!」「ハスラーとかカッコつけてる地元の仲間に言ってやる!俺もいつかRAPで食ってくんだよ!」

 

輪入道「アクセルべた踏みで行くぜ!いつも確信突いてく!」「テメーいい加減マジになれって俺に言いやがったな!俺は端っから本気なんだよ!価値観と価値観のぶつけ合いと共有!ギャグだとしてもそれも本気な勝負!」

去年に引き続き罵倒名物となりつつある輪入道とRYOTAによる壮絶な打ち合い。RYOTAの気合も十分だったが、輪入道のバイブスと確信を突くアンサーが半端じゃなかった。輪入道の強さを分かった上で先攻を選んだRYOTAもそうだが、じゃんけんに勝って先攻を選ぶMCが大半という先攻の美学がTHE罵倒2017グランドチャンピオンシップという大会で数多くの名勝負を生んだことは間違いない。

 

 

 

pt3 に続く.....

 

 

 

 


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