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THE罵倒2018開幕戦 レポート其の2 (本戦BEST39→BEST16)

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■DJ 1,2 / hokuto / DJ TATSUKI

 

 

 

 

■1試合目MC.HIGH&LOW×這 vs FEIDA-WAN 

MC.HIGH&LOW×這「FEIDA-WANだから先攻取ると思ってたよ残念だ!」

FEIDA-WAN「先攻取ったら男らしくないって風潮なんなんだ? Fuck yo!」 「俺はステージで死ねるなら本望だよ!」

 

※MC.HIGH&LOW×這は早口のRAPで面白かったけど、内容が薄かったかな。存在感とRAP力ではFEIDA-WANの方が1枚上手。

 

■2試合目r i L y vs venom

riLy「1verseからしっかり吐く、まずは気持ち良いリズムに音乗せる、その後心の奥のモノしっかり表面に出してぶつけるだけ!」

venom「確かにその通りだ、心の奥の底、それは自分自身にも分からない、だがそれが出せるのが即興の良いところ!~俺が言ってる境界といういのは、潜在意識とその表面にある競争意識の話だ!」

 

※riLyのRAPはFla$hBackSから影響を受けているんだろう、ワードチョイスやフロウも良かったが、venomの存在感と自身の人生観を吐き出すようなRAPがオーディエンスを掴んだ印象。

 

■3試合目JIG-SAW vs 青二才 

JIG-SAW「BESとSEEDAのようにアンタに言ってやるよ、最後の遺言!BEATとRAPが水と油!」

青二才「分かった分かった!JIG-SAWお前のパズルに嵌ってんぞ!なんて言ってくこれは連想。」

 

※予選からHIPHOPワードを上手く引用するJIG-SAWに対して、青二才の捻りとRAPも良かった。

 

■4試合目BB vs ニコラシカ

BB「ちゃんと目を合わせてみな!THE罵倒 Disが足りない!さっきやった太尊のほうがバチバチでヤバった!」

ニコラシカ「さっきの太尊さんの方がバチバチだった?まだ私verse吐いてないけど?そんな適当なDisならいらない!」

 

※ニコラシカ、アンサーが的確。BBは予選のような勢いがRAPで出せなかったのが敗因。

 

シード/BASE

ニコラシカ「BASEさんありがとうレディーファースト!さっき抱かせろって言ってくれたけど、見た目だけで判断してたら噛みつくぞ、美しい薔薇には棘があるから気を付けてくださいよ!」

BASE「本音と建て前、外見で抱かせろ、マジありえねー!だったらもっと良い女選ぶぜ!まず黙って脱げ!後はハメ撮ってあげる、

X-VIDEOSにアップロード、広告料で儲けるYOU TUBER!高く飛んでる!」

 

※昨年グラチャンでもパンチライン吐きまくりで凄まじい暴れっぷりだったが、開幕戦でも存在感は別格....(笑)。ニコラシカもしっかり声が出ててアンサー力がしっかりしてた。

 

5試合目Name-K vs MC KUREI

Name-K「俺が予選を勝ち上がって、お前と戦ってる、それが分かるか?どうしたKUREI、ブレブレのプレイするんじゃねぇ!」

MC KUREI「ラッキーパンチが当たるのは予選会までってこと、同じ眼鏡だったらダテメギリの方が良かったぜ!」

 

※Name-Kは本戦の空気に呑まれた印象、、KUREIはいつものスタイルで安定感のあるRAPだったが気負いも感じたかな...。

 

■6試合目Reversi vs HATE

HATE「yoyoyo! What'sup!! 罵倒かましに来たぜお手を拝借1MIC、 雨の日、今日は俺の日、何を込めたバックボーンRide onここに詰めろ」

Reversi「バックボーン!アメリカ!白と黒と黄色、混じり合う文化!シージャー達の背中、それを見て育った小さな巨人!2018沖縄上がってく!」

 

※HATEは久しぶりの罵倒参戦だったが、自分のスタイルを纏いかなりカッコ良いRAPをしていた。Reversiも真っ直ぐな想いをRAPに乗せていて、キャラも含めこれからもっと成長していきそう。

 

シード/T-TANGG

T-TANGG「yoやりたかったのはもう一人の方、小さいおっさん!下町か俺ならばシーサイド湘南!鎌倉134!ステージ上じゃ粋がるぞ!まずはどっちがヤバいか決めようか? hate my life 待ち受けなら愛しのベイビー」

HATE「hokuto叩けMPC 湘南ってお前鬼爆か?俺は千葉浦安だ、お前良い目してんじゃねーか、まだ死んじゃねー!What's your name?」

 

(延長)

HATE「お前まじで若ぇーなー、クソなヤンガン、昔を見てる見てえなもんだ、中指立てたら後で謝んな!お前の事、知らねえのにDisする訳がねぇだろ?」

T-TANGG「無い情報だが、もう4本もやり合ってんじゃねーか、俺もお前のことは嫌いじゃない、だがたまには言うFuck先輩!」

 

※お互いのスタイルが上手く嚙み合った試合だった。HATEのRAPも良かったが、バトルシーンでメキメキと実力を上げているT-TANGGが熱さを保ちながらも冷静に切り返して、相手を納得させたのが良かった。

 

7試合目KAMUY vs FRANKEN

FRANKEN「テメーはデコ広いなー!口臭屁の匂いだー!ピロリアンがー!俺が口臭チェック~(早口RAP)」

KAMUY「コンプレックスだったデコの広さも、ステージに上がればそれが全てRockに変わる、俺は音楽にそう教わってきた、早口だったらTKda黒ぶちさんの方がマシだグルーヴィーなRAPを魅せてみな!」

 

※久しぶりに罵倒に参戦したFRANKEN、RAPの調子は悪くなかったけれど戦い方を間違えた印象。会場は自分のスタンスを崩さずに貫いたKAMUYを支持。これも罵倒ならではな判定だったのかなと思います。

 

 

■8試合目がじゅまる vs Yasco.

Yasco.「女が可愛い売って何が悪い、媚び売らなきゃとれない仕事がある恐い顔しなくちゃいけないことがある、例えば今日!」

がじゅまる「Hey Ladyクソみたいなこと言うなよ、Don't think, feel me考えなくてもいいのさ、考えはeasy、 Take it easy~」

 

※持てる力を全て使うYasco.に対して、がじゅまるはヒラリとフラリとリリカルにアンサーを返す!音の嵌め方も含めてRAPが冴えてた。

 

■シードJAKE

JAKE「東京が如何なモノか?君の地元の話を聴かせてくれよ!今日は遊びに来た。だが生温い客ばかりだから俺が出てやってるんだよ!~まず遊び方から教えてくれよ!」

がじゅまる「遊びに方ならまず小江戸、川越のG-styleにおいでよ最高なDJ TIMEがあんだよ、もてなすよ!あとは坂戸の闘魂、もしくは大粒ファイトでエイジさん、ドコのイベントとっても楽しい!そこで育てられたI'm がじゅまる。」

 

※遊びに来て当日エントリーしたJAKEだったが声の通りやステージ上での立ち振る舞いなど、やはり魅力を感じるMCだった、対してがじゅまるはブレないスタンスで見事なアンサーをタイトに落として会場をロック。

 

 

■9試合目damn vs 蛇

蛇「両国サンライズ響く俺の言霊 yo 舌先が雪原に辿り着いた頃おかしくなる~全員上がってけよ!お前は眼中ない は?デーム、は?デーム ?デーム、かめはめ波」

damn「まるで安定性のねぇ、這いつくばってねぇ、まるで俺のことは置き去り、マイクを握れば殴り合いでも何でもありだろ!」

 

※予選でもやりあった2名が本戦でも対戦。damn悪くなったし、蛇は酔っぱらってたから、もっと勝負を仕掛けて良かったと思う。

 

■10試合目YOS-MAG vs .掌幻

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掌幻「吐くぜ開口一番 下町、俺代表しに来た!」

YOS-MAG「何処が何処だなんて?そんなことは関係ねぜーだろ?それでどうなる!?」

掌幻「地元が何処でも関係ないんだったら、俺はまた罵倒に出てRAPする必要はない、俺は3年も待ったぜ!俺よりカッコ良いラッパーが出てくるのを3年も待ったぜ!だが俺を超すMCが出てこないから、また出て来たんだよ、背負いてぇーんだよ!まだこの町の看板をよ!」

 

※2015年の開幕戦王者の言葉は流石の説得力だった。地方勢がぶちかます中、地元の人間がしっかり意地を魅せた。

 

■シード/B.A.D

B.A.D「ステージに立ち挨拶、両国改札抜けてここに登場!ステージに立てば正々堂々魅せてくぜBAY HOODのムード~夜空に向けて撃つ空砲!何処がレペゼン?それは大事だ!俺は横浜!」

掌幻「それはモチロンする訳ねぇここまで挨拶は、俺は飲まねぇんだよ吐いた唾! 俺が吐きたい言葉は全部この街で育んだモノだ!」

 

※ベテラン同士の対決はしっかりとラリーが続く、、、。B.A.DのRAPもキレが良かったが、前の試合で今大会の主役に躍り出た掌幻が会場の空気をそのまま掴んで勝利。

 

■11試合目太尊 vs 小池 潔宗

太尊「年の流れには抗えず同い年、どんだけ夢願ったところで叶えないのに、ステージに立ちこうやって目を合わせてる!そんな夢を願う奴らがあつまった、もともとMCバトルは男ばかり!」

小池潔宗「yeah 男ばかり、男祭り!派手にやろうぜ!マイクの気質、流離、侍のように一本刀!口の近くに寄せたら血を噴かすまでだ!アーイ!お前が俺のタメなら遠慮はいらねぇ!お前が俺のターゲット!」

 

※先攻を取り、バトルに対しての想いを熱くBEATに乗せていく太尊に対して、後攻でもバイブス全開の小池潔宗。何と言っても声量と音域の広さが凄い。最後には気持ちを受け取ったとピースな着地。

 

 

■12試合目野武士 vs ZEEVEL

野武士「どんな音楽をお前が奏でるのか~?仕込みアリのラバダブスタイリ~それとも仕込みナシのフリースタイリ~どっちでも良い~俺の勝ちは揺るがない~」

ZEEVEL「勝ち目が無いのに目立ちたい、だからリリック薄くて味気ない!何がしたいのか分からない!先攻後攻関係は無い!お前は遊びで俺本気!ほんなら比べる価値無し!」

 

※Reggae Deejay同士の戦いは、お互いにラバダブ慣れしていることもあり、まるで楽曲のような戦いだった。ZEEVELも攻撃的で良かったし、野武士も今大会で間違いなくトップレベルの乗せ方を魅せていた。是非、また挑戦して欲しい。

 

■シード/黄猿 

ZEEVEL「今日の戦いいわばショーレース!覚悟決めたのに相手がコイツ!見た感じMIC握った猿、内容がまるでリハーサル!地元でやってろ!」

黄猿「ここが地元!足立区千住下町のモンキー!アドバイス?知らない!12年RAPウイスキーみたく熟成、コイツうるさい!内容無いよ?お宅も無いよ!」

 

※延長

ZEEVEL「現場のお客さんは分からないのさ!フリースタイルダンジョンみたいに字幕は出ないのさ!」

黄猿「字幕追いかけてください!俺は文字じゃない!グルーヴで勝負!」

 

※Reggae DeeJay 対 Rapperの対決はスタイルウォーズでエンターテイメントが溢れた試合でした。お互いに本数を増やす度に良いverseを出すというラリーでしたが、最後は黄猿のプロップスに軍配が上がる。

 

■13試合目SHOHEI vs K'ill

K'ill「チマチマしたRAPは聴きたくねえ、豆鉄砲は通用しねぇ!分かってるぜ!お前の本来の言葉話せ!人生観を語れ!ブラックカルチャー、アンダーグラウンドそれがバックボーンだぜ!」

SHOHEI「結局この前と同じ話、このステージで会うのは何回目か分からねぇがこの開幕戦!冷めてる会場を温めるのが俺達の運命!」

 

※延長

K'ill「マインドというのはお前が引き出すもの、観客上げる為に必至過ぎ!」

SHOHEI「だから引き出す為に言ってんだろ!俺がマインドを開放させるパンドラの箱!」

 

※若手のRAP巧者対決はお互いのスタイルをぶつけ合いながらもしっかりと言葉をラリー。K'illの好戦的なスタイルとDNCから影響を受けていると語るSHOHEIの間を上手く使うRAPが噛み合って面白い試合だった。

 

 

■14試合目SHOZO vs CROWN-D

SHOZO「俺が下町傾舞伎者MORI SHOZO!荒川のSHOZO!知ってるか?知らねえよな?今からココで轟かせる!勝ちまくり!やりまくり!お前全部さらうから!身も攫うから気を付けな!」

CROWN-D「こちら名古屋サイド3ヶ月いや半年前は受刑者、だけど娑婆でRAPしてるスゲーじゃん!赤落ちしたサラブレッド、コイツ面倒だが俺も名古屋!半グレかアァハ!」

 

※というか個人的には1回戦のBEST BOUTだったかも...w SHOZOのRAPはハードコアな内容にTrapのフロウで全員飛ばされたと思う。CROWN-Dのようなドッシリしたスタイルでなければ、太刀打ち出来ないかもと思わせる勢いと振り切り具合は最高。そして内容....w

SHOZO次回参戦も期待。

 

■シード/N0uTY

N0uTY「予選の予選から王冠付けた王者が目の前に居るぜ!俺が王冠付けてるのは北のB.I.G.あの人から教わったHIP HOP!」

CROWN-D「言ってることが普通、それが聴いてて苦痛、CROWN-D頭に王冠つまり冠、するなよ勘繰り!他と違ってハングリーだから覚えときな俺はILLで居る、」

 

※若手筆頭として名前を売り出し中のN0uTYだが、一つ前の試合がパンチあり過ぎたか...あまり調子が出なかったイメージ。CROWN-Dは安定感のあるRAPを披露して順調に駒を進める。

 

 

■15試合目Z.I.O-RAMA vs RYOTA

RYOTA「酒がねぇと喋れねーのか?俺は言葉ちゃんと吐いてるぜ、バーカン前で仲良くするのも良いけどたまには真面目にMCバトルしてみろよ!」

Z.I.O-RAMA「バーカン前で貢献してるの何が悪いんだよ!結局俺もお前もRAPで食えてねぇからならば現場で貢献していく!」

 

※罵倒常連の2名による戦いはRYOTAが仕掛ける形となったが、罵倒でのZ.I.O.-RAMAのRAPは毎回、真面目な気がする。バーカン前に陣取り酔ってる姿がデフォルトではあるけど。そして、RYOTAは相手の本気を引き出すのが上手い。

 

 

■16試合目KANEKO THE FULLTIME vs 磯友

KANEKO THE FULLTIME「聴きたくないそういう言い訳、磯友、いつだってしどろもどろ!やりたくない泥試合!」

磯友「君の彼女は可愛いから大切にしてくれ~繋げてく明日、明後日、でも焦ってる、鉛筆を尖らせて念じるようにリリックを書くそんな毎日だ!」

 

※好戦的なKANEKO THE FULLTIMEに対して、変則的な戦い方をする天邪鬼な磯友のスタンス!前半の磯友がKANEKOの彼女をナンパして断られたというやり取りは、何とも言えない空気感だったが、KANEKOも良いラインを出せなかったのと、最終的な着地で磯友に軍配が上がる。

 

■シード/椿

椿「やる価値ねぇ!てめぇにとってこれは草バトルか?舞い戻るブタ箱ではもっと旨い飯が食えるか?」「てめーのアンパンマンみたいな顔を私がジャムおじさんのようにチェンジてやるよ!」

磯友「~お前が女だってことを表現していくことを、しっかりと忘れるな!かぶれるな!」

 

※1回戦ラストの試合、先攻椿が磯友のスタイルを痛烈にDis。いつもは飄々と自分のスタイルを提示する磯友だが、この試合に至っては熱くなってしまった印象。そこに加えてキレキレの椿が畳み掛けるようにパンチラインを吐いて軍配が上がる。

 

 

 

其の三に続く.....

 

 

 

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